私と「技術ブログ」の関係性の確認
私の中で「主」は本業の仕事で、技術ブログはあくまで「副産物」です。
私の技術者としてのモチベーションは「社会貢献」であり、「自らの生み出した製品やサービスがものづくりや社会に対して、広範囲でかつ大きなインパクトを与えることができるか」です。
これを実現するためには、スケールの大きさを考えたら本業のほうが実現しやすいのが実情です。
よって、ブログ運営に捧げるエネルギーと時間は、本業に対して大きくしません。
(そもそもフルタイム勤務なのでできません)
では、なぜ私はわざわざ技術ブログを書いているのか?
それは、後述する「技術ブログを書くメリット」を実感しているからです。
私は本業の仕事にのめりこむだけの動機がありますが、もしかしたら本業に対するモチベーションが低い方もいるかもしれません。
- 仕事が楽しくない
- 給料が低い
- 人間関係があまりよくない
そういった理由でこの記事をみつけて「ブログで稼ぎたい」「成功したい」と感じているかもしれません。
しかし、技術ブログで稼ぐことは非常に難しく工夫が必要です。
私が思う仕事が楽しくなる好循環は「勉強する→スキルアップする→仕事ができるようになる→周りの人に評価される→楽しくなる」です。
あなたが技術者ならば(技術者として生きていきたいならば)、上記の好循環を生み出すのは比較的簡単です。
なぜなら、勉強するべき事柄が職種によって明確だからです。
例えば、私の職種「制御設計」では
- ラダー言語などプログラミング言語の学習
- ソフトウエア開発技法(要件定義、内部・外部設計、テスト)
- 通信技術
- センサーの取り扱い方法
勉強してスキルアップし→昇進ないしは転職するほうが、稼ぐという面でははるかに容易といえるでしょう。
後述しますが、あくまで本業を充実させるための”補助エンジン”として技術ブログを書くのを私はお勧めします(私はそのようなスタンスです)。
私が技術ブログを始めた理由
私が技術ブログを始めた理由は「スキルアップ」と「リスク回避」です。
- 自らのスキルを見える化する場所として活用したい
- アウトプットとしての場所を用意し、言語化する技術を身に着けたい
- 自らの市場価値向上のために本業とは別のプログラム言語を学ぶ
- ブログがお金を生むというプロセスへの興味
[前提の確認]そもそも技術ブログ記事を書くプロセスとは?

技術ブログ記事を書くプロセスは
「学習(調査し理解する)し、アウトプットして記事にて言語化する」
です。
ここで注目してほしいことが、学習の領域は本業の業務遂行のプロセスと同じ点です。
ですので、本業とブログ記事執筆のプロセスは、アウトプットの場所が違うだけで、
全体のプロセスの類似性はかなり高いということが言えます。
つまり、
- 記事にしたことを本業に生かす
- 本業タスクで学習したことを記事にする
ことの両方のアプローチが可能になるのです。
技術ブログで記事を書いて感じた実際のメリット
本業の勉強のモチベーションになる
前述した「本業タスクで学習したことを記事にする」を利用します。
自分の中で、
「これ次の割り振られているタスクで使う知識だから勉強しよう!ついでに記事にできるぞ」
と唱えるのです。
そうすれば本業の勉強のモチベーションになります。
なんなら、本業タスクに取り組む前に記事にしてしまえばよいのです!
(こちらは「記事にしたことを本業に生かす」ですね。あれ?永久機関?)
まさに、学校の授業の予習のようなものです。
「伝える」「言語化する」技術が身につく
ブログ記事は、有益な情報かつ、わかりやすい説明でなければ読まれません。
特に技術記事や問題解決型の記事では、読者が「短時間で答えを見つけられる」ことが重要です。
読まれるブログ記事を作るにあたり、
- この文章わかりやすいかな?
- どんな見出しや目次の構成が適切かな?
- 視覚的に整理できているかな(表が画像など)?
などを意識する必要があります。
上記を意識しつつ、アクセス数の多い=読者から高評価の質の良い記事を作成する過程の中で、
おのずと「伝える」「言語化する」技術は養われるでしょう。
この技術は、本業で大いに役立ちます。
例えば、機能仕様書やプレゼン資料などのドキュメント類の作成です。
また「伝える」技術は、日常の報連相で使うことでしょう。
記事作成と日々の業務とは非常につながりが多いと感じています。
私の職場では、技術的スキルは非常に高いけど、説明がわかりにくい、プレゼンがうまくない方がいらっしゃいます。
個人的には非常にもったいないと思います。
せっかく素晴らしい機能開発が実現しているのに、お客様や上司に対して伝わらないことで、余計な心配を与えることになりかねません。
転職時の面接でも悪影響を及ぼすでしょう。
技術的スキル×言語化スキルの両方が高いと、社内外の市場価値は高いと確信しています。
実際、私の職場の優秀な管理職の皆さんは、説明がわかりやすく言語化技術が非常に高いです。
そんな重要な「相手にわかりやすく説明する技術」を向上する方法として、
ブログ執筆はうってつけではないかと感じる今日この頃です。
副業収入
これは副産物の話です。
高い収益を上げることは非常に難しいと感じています。
しかし、「お金が稼げる」ことをモチベーションに利用しない手はありません。
「お金が稼げる」と考える→「記事を書く」→「本業スキルが身につく」→「結果的に本業の給料が上がる」とループをつくれば、怖いものなしですね。
1つの切り口として、ブログ運営の投資効果について書いた記事がありますので是非ご参考に(後日執筆予定)。
まとめ
本記事では、実際に技術ブログを書いてみて感じたメリットをまとめてみました。
- 本業に必要な勉強やスキルアップのモチベーションになる
- 言語化する技術が向上する
- 副業収入が手に入る
たくさんのメリットがあるのでやって損をすることはまずないでしょう!
「技術ブログを始めてみたい」と感じた方は、是非以下の記事も参考にみてみてください。