OpenPLC Runtime をインストールしてみた [Windows]

シーケンス制御

本記事では、WindowsPCにOpenPLC Runtime をインストールする方法を解説します。

OpenPLCとは?

OpenPLCとは、IEC 61131-3に準拠したオープンソースのソフトウェアPLCです。

OpenPLCのソフトウェア構成

OpenPLCは”Runtime”と”Editor”の二つのソフトウェアで構成されます。

Runtime

Runtimeは一言で表すと「実行環境」です。Arduinoなどさまざまなマイコンやサーバにインストールすることで、実際にプログラムを動作させます。2024/9現在、以下のプラットフォームを公式にサポートしています(OpenPLC公式参照)。

  • Arduino Uno / Nano / Leonardo / Micro
  • Arduino Mega / Due
  • Arduino Nano Every / IoT / BLE
  • Arduino RB2040 Connect
  • Arduino Mkr / Zero / WiFi
  • Arduino Pro (Machine Control and EDGE)
  • Controllino Maxi / Automation / Mega / Mini
  • Productivity Open P1AM
  • ESP8266 (nodemcu)
  • ESP32
  • Raspberry Pi 2 / 3 / 4
  • PiXtend
  • UniPi Industrial Platform
  • Neuron PLC
  • FreeWave Zumlink
  • FreeWave ZumIQ
  • Windows (generic target as a soft-PLC)
  • Linux (generic target as a soft-PLC)

Editor

OpenPLC Editor はコンピュータ上で動作するソフトウェアで、 PLC プログラムを作成するために使用します。 IEC 61131-3 規格で定義されている以下の 5 つの言語をすべてサポートしています。

  • ラダーロジック(LD)
  • ファンクションブロックダイアグラム(FBD)
  • インストラクションリスト(IL)
  • ストラクチャードテキスト(ST)
  • シーケンシャルファンクションチャート(SFC)

OpenPLC Editor のインストール/プログラム/シミュレーション方法は以下の記事を参考にしてください。

OpenPLC Runtimeのインストール

  • OpenPLC公式ホームページのOpenPLC Runtime インストールページにアクセス
  • 「OpenPLC Runtime for Windows.exe」をクリックし
    インストールファイルをダウンロード
  • ダウンロードされた以下のインストールファイルを開く
  • 右下の「Install」をクリックしインストールを開始
  • 以下のダイアログが開きインターネットが開始される
  • 以下の「Completed」ダイアログが表示されたらインストール終了。
    右下の「Close」を押す。
  • スタートメニューからOpenPLC Runtimeを開く
  • 開くと初期設定のようなプログラミングが動くのでしばらく待つ
  • ブラウザから「http://127.0.0.1:8080/」にアクセスする。
    ユーザ名とパスワードを要求されるので、両方「openplc」を入力しLOGINする
  • 以下の「Dashboard」が表示されたらインストール完了

まとめ

本記事では、WindowsPCにOpenPLC Runtime をインストールする方法を解説しました。

次はArduinoでプログラムを動かすことにチャレンジする予定です!

また、関連記事として、OpenPLC Editor のインストール/プログラム/シミュレーション方法を解説しました。よろしければ参考にしてください。

参考サイト

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